【驚くほど力が抜ける】バイオリンの弓の持ち方

どうも~。

今日はバイオリンの弓の持ち方について解説します。

弓の持ち方がバイオリンの音に大きく影響するというのは皆さんお判りでしょう。弓が弦と擦れることで音が鳴るわけですから当然ですよね。しかし、正しい持ち方ができている人はどれくらいいるでしょうか?

バイオリンを幼いころから習っているにも拘わらず、弓を持つ手に力が入ってしまう癖がある人はたくさんいます。そこで今回は初心者でバイオリンの弓を持つ際にどうしても力が入ってしまうという人、バイオリンをある程度やっているけど弓の持ち方に自信がないという人に、脱力するための弓の持ち方をお教えしましょう。

持ち方

よく「キツネの形にしなさい」などと教えられると思いますが、「形だけを教えるので見様見真似でやってください」と教えられても困ると思います。弓を持つ形(=ゴール)だけでなく、そこに至るまでのプロセスまで説明したいと思います。

では手順です。

  1. 右手を自然に広げる。
  2. 弓の先端が右側になるように左手で弓を持つ。
  3. 位置に注意して弓を右手に置く。
  4. 親指を「く」の字に曲げて、サムグリップに置く。
  5. 弓を上下にひっくり返し、小指を丸める。
  6. 各指を数回上げ下げする。

手順だけ書くとこんな感じです。それぞれのプロセスにポイントがあるのでしっかり読んでください。

右手を自然に広げる。

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画像のように、力を抜いた状態で右手を広げます。

弓の先端が右側になるように左手で弓を持つ。

左手で弓を持ちます。ここまでは簡単ですね。

位置に注意して弓を右手に置く。

「位置に注意して」とサラッと書きましたが、この位置決めが重要です。各指と弓の位置関係は

  • 人差し指:第2間接の少し先、サムグリップの右端=指の端
  • 中指と薬指の間:サムグリップとフロッグの間
  • 小指:先端
  • 各指の間隔は均等
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実際にやるとこんな感じになります。

親指を「く」の字に曲げて、サムグリップに置く。

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親指の角でサムグリップの角に触れるように、親指を「く」の字に曲げます。

手を上下にひっくり返し、小指を丸める。

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力が抜けていれば各指が自然に丸まっているはずです。逆に指が伸びたり突っ張っていたりする場合は力が入っています。このとき左手でも弓を持ちましょう。少しでも脱力する感覚を身に着けるためです。力が入ってしまっている場合は、次のステップで力を抜きましょう。

各指を数回上げ下げする。

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これが脱力する方法です。いたってシンプルですね。

名付けて

「指ちょんちょん脱力法」!

そのまんますぎですね(笑)

ちょんちょんちょんと指を上げ下げしてみてください。これをやるだけでかなり力が抜けるはずです。筆者も弾く前には必ず人差し指から小指まで3回ずつ上げ下げしています。

いかがでしたか?

これできっとあなたもきれいな音が出せるはずです(多分)。

それでは!