【2019劇場版コナン】名探偵コナン 紺青の拳 ※ネタバレなし

先日初めてコナン映画を見たので、その感想を書きます。

今回見たのは「名探偵コナン 紺青の拳」です。ちなみに、コナンについてはアニメも映画も見たことがありません。コナンについて知っていることといえば、「コナンの正体は男子高生の探偵工藤新一で、今の姿は薬で子供にされてしまった姿」「工藤新一は命を狙われていて、コナンの正体を知っているのは阿笠博士などの一部の人のみ」くらいです。これらの知識も空想科学読本で読んで知ったものなので、もともとコナンに対する興味はゼロでした。そんな奴が初めてコナンをみた率直な感想だとご認識ください。

映画を見たきっかけは、われらが中央線で開催されていた劇場版コナンのスタンプラリーです。各駅でキャラクターのスタンプを集めるというものですが、私の最寄り駅はどうやら劇場版での重要人物だったようです(乗降客数が少ないからかな苦笑)。そして駅では頻繁にコナンのテーマ曲とコナン君の声が流れます。私はほぼ毎日中央線を利用するので、いやでも興味を持ちます。こうして制作会社の戦略にまんまとのせられて見たのですが、とても面白かったです。それにしても客層が興味深いですね。ファミリー層はもちろんのこと、女子中高生や若い女性など、女性客が意外に多いのが印象的でしたね。「今の女子中学生もコナンとか見るんだ~」と驚きました。反対に男性だけのグループはあまりいなかったように思います。

ストーリー

舞台はシンガポール(海外をモデルとしているのは何気にコナン初だそうです)。とある女性弁護士が殺害され、同時に爆発事件がおこります。その一方コナンは京極真が出場する大会を見にシンガポールへ行きたいと灰原哀に解毒剤をねだりますが、あえなく断られます。その日の帰り道、コナンは蘭子に変装したキッドに襲われ、目が覚めるとシンガポールに。キッドはコナンをシンガポールの子供に変装させてトランクに隠し、工藤新一に成りすまして蘭子たちと入国していたのでした。パスポートも奪われ、一人で帰国できないコナンは、キッドと共に行動することになります。

感想

推理自体は意外としやすい

父の影響でミステリードラマをよく見ていた私からすれば、比較的犯人の予想自体はしやすかったです。やっぱりある程度パターンはあるので。さすがに犯人の動機までは推理できませんでしたが。詳しく述べるのはネタバレにつながりそうなので、控えます。

怪盗キッドがかっこいい

私はポケモンのシゲルといい、こういうキザなキャラが好きなようです。映画を見るまで、このキャラクターのことを知らなかったので、てっきり悪役だと勘違いしていました。なんたって「怪盗」ですからね。もっとも、アニメではライバルとして対立することもあるようですが。しかしこのキャラ、とにかくかっこいい。警察に囲まれても道具を駆使して華麗に脱出する姿は男でもかっこいいと思います。さすが「怪盗」。女だけでなく男の心も奪えるとは。あと、「拳の中に何かがあるように見せるのがマジシャンで、拳の中に何があるかを当てるのが探偵だろ!」(←こんなかんじだっけ?)というセリフが好きです。怪盗キッドがコナンのことを認めているのが垣間見えるセリフですね。

京極さん、マジいい男。

本作のキーパーソンで400戦無敗の空手家。シンガポールである格闘家と対戦するために、大会に出場します。恋人は鈴木財閥のご令嬢の鈴木園子。序盤~中盤の彼を見てて、正直「本当に園子のこと好きなのかな?単に不器用なだけかな?」と思ったのですが、終盤に彼は大活躍し、普段額につけている絆創膏の秘密が明かされます。なんていい男なんだと思いました。彼は心技体揃った格闘家ですね。

もう一度見てみたい。

先日見たときは当然ストーリーも知らないので、犯人捜しや犯行動機の推理に夢中になっていたのですが、結末を知ったうえで見たときに、各登場人物の表情、心の機微、発言とその意図(要するにフラグ全般)がどのように見えるかが楽しみです。